数字は嘘をつかないけど、噓つきは数字を使う
ちょっと小難しい話をするのですが、これは私の信用につながると思うので
ぜひ読んでみて下さい。
例えば、
ケトジェニックは筋肉が落ちる。
という発信をされている方がいます。
この手の情報を考える時に、私が意識していることが2つあります。
「筋肉が減る人間のメカニズムを考える」そして
「実際の統計データ的に信憑性はどうなのか?」という点です。
①メカニズム的にあり得る?
②実際の統計データはどう?
私もそうなんですけど、ダイエット系の情報発信をする人って「エビエンス」
というものをメインに情報発信しています。
エビエンスとは、全世界の研究機関が行った実験結果みたいなものです。
その統計データから構築された学術が教科書で習う「理科」だったり「化学」
だったりします。
教科書になる情報は基本「中央値」みたいなもので、色々積みあがってきた
歴史の結果「結論これだよね」って偉い人が決めたデータ。
統計データと呼ばれるエビエンスは「短期的なもの」であり、正解だけど
正解じゃない情報もあるよねってことが往々にしてあります。
例えば冒頭の「ケトジェニックは筋肉が落ちる」という議論については
下記の3つのデータがサクッと見つかります。
①2019年にネズミを対象とした実験で研究した結果、ケトジェニックダイエットでは
筋肉量が著しく落ちた。
②2020年に人間25人を対象とした実験で研究した結果、ケトジェニックダイエットでも
体重は減り、筋肉量は維持された。
③2021年に20人の中年男性にカロリー制限とケトジェニックを実践させたところ、
体重は減り、筋肉は維持された。
という3つの結果が見つかりました。
このデータを見たうえでどう思いますか?
これだけでなく、ケトジェニックと筋肉に関する論文はたくさんあり
いろいろな発見があります。この3つは私が10分ぐらいで探したものです。
数字は嘘をつかないけど、嘘つきは数字を使う。
ダイエットしたい!正しく情報を知りたい私たちがやらなければならないことは
「情報を吟味すること」一生、議論を重ねて研究していくことなのであって、
研究者でもないのに「断定すっること」ではないんです。
先日インスタで6万人くらいフォロワーがいる方で「糖質制限は痩せない」という
発信する方がいて、その理由が甲状腺機能が下がるという理由です。
確かに、甲状腺ホルモンが下がるという研究結果はあり、一定艘の人にとっては
起きえることかもしれません。しかしケトジェニックした人が短期的に痩せる
という事実もあります。
甲状腺ホルモンは脂肪燃焼を促す場所なので、機能低下すると減量への
悪影響が考えられます。しかしケトジェニックは甲状腺機能は低下するけれど
痩せます!
これってどうなんでしょうね?
答えってわかりますか?
正直、わからないですよね。
残念ながら、私たちはこうやって一生正解を探さなければならず
常に字分の頭で考える必要があります。
とはいえ、ダイエットについてそんなに勉強に時間はさけない!
そういう人は、誰から教わるのかが最も簡単な習得方法。
しかし、数字は嘘をつかないけど、嘘つきは数字を使う。
「どの情報を信じていいか分からない」という場合は、人を信じて
その人の情報だけ信用するのが一番いい方法。
テレビも間違っているし、書籍出している人でも間違えるし
お医者さんだってトンデモ情報を発信する時代です。
だからこそ、自己責任で情報収集が必要。そんな時代なんですね。
今一度、誰をフォローするのか、というのは考えてもいい時期なのかもしれません。
それでは今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
本日は以上になります。
次回またお待ちしています。